6/21のライブも近くなってまいりました。
今日は、6つの朗読作品のうち、芥川龍之介の「白」をご紹介します。
この短編小説は、大正末期に子供向けのお話として発表されたもので、文体はですます調でわかりやすく、漢字も少ないので大変読みやすいです(笑)
主人公は白という名の犬で、友達の黒君の難局に遭遇しながら、知らん顔で逃げてしまったことからストーリーが展開します。
自分の身可愛さにとった行動から、家をなくし、主人をなくし、日本中をさまよい歩きながら反省と後悔と罪の償いを続ける「白」。
そして物語の最後に奇跡が起こる…。
ライブの最後を飾るにふさわしい、再生のお話です(*^^)v
この時間、窓の正面に映る江の島のちょうど左側に満月が望めると思います。