朗読発表会【YouTubeライブ】2023Autumn

  • 2023年9月9日
  • 2023年9月9日
  • 朗読会
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朗読の秋、9/10(日)14時~
YouTubeで朗読発表会をライブ配信します。

今回は
「朗読完全マスター講座」修了の7期生と、
継続講座「洗練朗読」の5&6期生
あわせて8名が出演します。

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見どころ
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情感たっぷりに物語を読み、
間違えても撮りなおしのきかないライブ朗読には、
録音された朗読を聴く以上の
特別な魅力があるんです。


同じ出演者、同じ演目の
お芝居やコンサートも、
観客が変わると、ぜんぜん違った感じになることがあるでしよう?

オンラインでもそれは同じ。

出演者とお客様が遠く離れたところにいても、双方向で影響し合って一緒にストーリーを創造していくんです。

もしあなたが朗読を
ライブでリアルタイムに聴いていたら、それが「相手の読み」を変えていくことになるんですよ。

すごくないですか?

聞き手と読み手のコラボで物語が進んでいくおもしろさは、
録音では絶対に味わえないから、
明日はぜひLIVEで見てくださいね。

同じ作品が二つある
ことに気が付いた方!

あなたはとっても感受性が豊かで
朗読に向いている方ですね。

この朗読会は
「朗読完全マスター講座」の
修了発表会を兼ねています。


◇◆◇◆◇◆


《「朗読完全マスター講座」とは》

「手袋を買いに」「雪女」
という朗読会で大人気の
スタンダードなお話を
課題として180日間かけて
読み込み、
発表朗読のテクニックを
系統立てて身につけます。

同じ作品を
同じテクニックを使って
読むのですが、
読む人の個性によって
まったく違う色になります。


その理由は、
「海のまち朗読館」の
朗読テクニックが
読み手の「その人らしさ」を
聴き手にちゃんと届けるための

呼吸の仕方、
声の出し方、
体の使い方に基づいているから。

間違えなければいい、
きれいな声で読めればいいという常識から離れて

【自由でワイルドな生命力を表現する】のが

「海のまち朗読館」の朗読なんです


朗読会では
同じお話なのに読む人が変わると
別の世界のできごとのように聞こえる不思議を確かめにいらしてくださいね

朗読会を見たら、あなたもきっと、すぐに朗読したくなることでしょう!

朗読発表会【YouTubeライブ配信】2023Autumn

◉9/10(日)14時~
◉YouTubeチャンネル
「よみきかせ海のまち朗読館」

朗読会を観たい方は、初めにチャンネル登録をお願いします 。
当日時間になりましたら お知らせが届きます。

ライブをリアルタイムで見てくれた方限定で、
朗読会終了後に 素敵なプレゼントをご用意しております。
どうぞお楽しみに!

◎朗読作品ご紹介

*有島武郎「一房の葡萄」

作者が過ごした横浜英和学院小学校での実話で、
絵が得意な少年が
クラスメイトの舶来絵具を
盗んでしまうお話、、。

友だちの絵の具をこっそり
自分のポケットに入れてしまい
休み時間が終わって
「君はジムの絵の具を取っただろう」
とポケットの中を探られて、
あっけなくクラス内でバレてしまう

どんなに恥ずかしく
みじめな思いをしたことでしょう、、

そのあと少年の、
ジムとのかかわり、
先生との会話が気になりますよね。

そこに葡萄が出てきます、、。

わたしも子どものころ
外国のクレヨンやリボンなどを持っている友だちがいて
とても憧れ、うらやましかったことがあります。

1ドル360円、海外旅行に持っていく外貨にも制限があって輸入品を見ることも珍しかった頃です。

友だちの家で見る外国のおもちゃの、まぶしかったこと!

明日は私も少年の心に寄り添って朗読を聞こうと思います。

このお話は奥村雅子さんが朗読されます。

*新美南吉の世界観

9/10のYouTubeライブ朗読会では
「新美南吉」の3作品をお聴きいただけます。

《朗読完全マスター講座》7期生の読む課題台本
「手袋を買いに」

講座修了後、継続の洗練朗読生が自身で選んだ
●福家牧子「木の祭り」
●山田京子「デンデンムシ」

「手袋を買いに」は朗読者に大人気の不朽の名作ですが、
「木の祭り」「デンデンムシ」は
読んだことのない方が多いかもしれません。

「デンデンムシノカナシミ」は有名だけど
「デンデンムシ」って初めて聞く人が多いかも、、。

新美南吉といえば、
ごんきつねと兵十
お母さんと子ども
お店やさんとお客さん
人間の親子と狐の親子

児童文学でありながら
時に残酷なまでに「突き放す」
目線が強調的なのが
新美作品だといわれているんですが

少し前に新美南吉の世界観
「相手と分かりあうことの難しさ」

(7分くらいからこのテーマになります)
についてライブしました。

よかったらアーカイブ見て下さいね。

作者の寂しい生い立ちを知ることで、物語を新しい視点で読めるかもしれません。

*「雪女」

お雇い外国人であった小泉八雲が

今の東京都青梅市出身の
お花と宗八親子から聞いたお話を
文字おこししたのが「雪女」。

朗読会でも大人気で
「朗読完全マスター講座」でも課題台本です。

明日の朗読LIVEでは
2人の朗読者が読みます。

吹雪の夜に出会った巳之吉と雪女は
互いに秘密を持ちながら
その後夫婦になり
10人の子どもに恵まれ幸せに暮らすのですが、ある日…

この続きは朗読会で!!

謎の多いセリフで
【それぞれの世界観の違い】が
朗読にダイレクトに表れ、
切なさがこみ上げます!

じつは「雪女」は
俳句の季語にもなっているんですよね。

(もちろん冬=晩冬の季語)

・雪女こちふりむいてゐたともいふ 
長谷川素逝

・雪女この世の人は嘘を言う  
蝦名石蔵

どうですか?
17文字しかないのに、意味シンですね~
俳人って本当すごいと尊敬します。

*出雲の神話
「いなばのしろうさぎ」

神話は朗読される機会が少ないのですが
今回はアメリカ在住の
ちあきさんが聞かせてくれます!

●登場人物
オオナムジ(大黒様):のちの大国主命(おおくにぬしのみこと)
八十神(やそがみ):大勢のお兄さんたち
しろうさぎ
和邇(ワニ):サメのこと
八上比売(やかみひめ):因幡のお姫様 

●物語の舞台
鳥取県東部の因幡

大国主命が国を持つに至った経緯が伝わるもので、日本の神話の中でもよく知られているお話ですが、今の子どもたちにとってはなじみが薄いかもしれません。

朗読会はあさって日曜日の午後!

お子様がいらっしゃる方は、ぜひ親子で一緒にお楽しみください。
「いなばのしろうさぎ」は15時すぎ~の予定です。

朗読会ではYouTubeにコメントをお寄せいただけます。
皆様からの応援コメントで、朗読者はとても励まされ、声もよく出るようになります!
たくさんのメッセージを心よりお待ち申し上げます。

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