上皇さまと上皇后さまの音読

今日23日は、上皇さまの86歳の誕生日ですね。
平成では、「天皇誕生日」として祭日でした。

ニュースで、上皇さまの日常が紹介されていました。

5月に退位された後は、高輪仙洞仮御所への転居に向けた整理を日課にされているのだそうです。
その合間には皇居内の生物学研究所に週2、3回通ってハゼ科魚類を研究しているとのこと。新たな論文作成に向けて、沖縄県の西表島などで採集された標本と海外の標本との比較研究を進めていらっしゃると聞いて、あくなき探求のお心をおもちであることに、生き生きとお元気にお暮しのご様子がしのばれました。

さて、上皇さまは、上皇后美智子さまと早朝に散策されていらっしゃるのだそうです。
そして、朝食後には、お二人一緒に、一冊の本を交互に音読されているのだそうです!

なんて素敵なことでしょう。

これは、実は平成の早い時期からの日課で、詩人の大岡信さんの「折々のうた」やパスカルの「パンセ」などを読み、いまは文芸評論家の山本健吉さんの「ことばの歳時記」を読んでいるのだとか。

ドキドキして、胸がいっぱいになりました。

一冊の本を、おふたり、交互に音読・・・。

想像していると、お二人の穏やかで伸びやかなお声が、聞こえてくるような気がしませんか・・?

もっと身近で、そばにいる大事な人と声を合わせることができたら、それは誰の目にもわかる、「息の合った」関係になれそうですね。

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