「朗読力」があれば、1000人相手でも1対1の濃密コミュニケーションができる


こんにちは。

海野尾順子です!

湘南江の島で朗読教室を開いています。

昨日の続きで、
「感情を相手に伝えるために全力で出す息と、
人からどう思われるかを気にして、
当たり障りのないことをいうときの表情のない声」
について書いてみたいと思います。


今玄関を出ようとしている家族のお財布が、
テーブルの上にあるのに気がついた!

たいへん!


「ちょっと待って!」

こんな時の「ちょっと待って!」には、
相手を引き留めるチカラが必要ですよね。


だから、本気の声が出るんです。

思い切りたくさん息を吸って、
お腹の下から太い地声が出てきます。

別に話し方を学ばなくても、
誰でもそうなっているんですよね。

言われた方は、
この声が聞こえたらスルー出来ません。

「え?自分?」

って思って、止まってくれます。

本気になっている人の呼吸は深く、
全身で吐く息から生まれる声を聴いたら、
それをおろそかにできる人はいません。



逆に、人からどう思われるかを気にして
当たり障りのないことをいうときは、
反対に呼吸が止まっていたりします。

本当は何も言いたくないから、
呼吸もしないんですね。

今ある息だけで声を出すから、
弱々しく、
「私の言うことを聴かないで」オーラが出ています。

顔の表情もないから、
人の気持ちを萎えさせてしまいます。


自分を知られたくないと思うと、

良いのか悪いのかわからない、
好きなのか嫌いなのかわからない、
話し手がどう思っているのかわからない、、、


ようするに、 
聞き手の意識に引っかかるところが何もない、無意味なことばが垂れ流されていくわけです。


朗読レッスンでは、
物語の登場人物の感情を
とことん観察します。
自分ごとに置き換えて声に出すので、
真剣に、本気で、相手に届くんです。


うわすべりな会話、
わざとらしい丁寧ことば、
内容に合わない相槌。


これはみんな、
本当の自分を隠したいための苦肉の策なんですよね。


そんなことをするより、
そうしなければやってられない自分の気の弱さを
さらけ出す方が、
ずっと相手との距離が縮まるのにね。


文学に出てくるひとたちは、
みんな、崩れた部分をもっていて、
それでも何とかがんばっているんだけれど、
そこを声に出して表現するレッスンは、
誰もが持っている心の傷を
癒してくれます。

明日は、
心の傷が癒えると
声がキレイになり、滑舌が良くなる(!)
そのわけについてお話しします。


*「海のまち朗読館」10月の朗読体験会は
10/22(土)18時~

◆zoomにて 「セリフの読み方ミニ体験&質問会」 となります。


この日は体験レッスンのあと、
朗読や音声配信など、

声とことばの表現力を高めるための方法、
声とことばで自分の世界をつくる方法、
仲間を作り、未来の新しい活動を模索したい、
などなど、いろいろお話ししましょう。

zoomのリンクはLINEで参加者に個別に連絡しますので、
はじめにLINEにご登録をお願いします。

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