こんにちは。
海野尾順子です!
湘南江の島で朗読教室を開いています。
息子がいますが「自立して」と言われておりまして( ;∀;)、
今わたしが愛情をかける相手は、87歳の母ひとりです。
ついでに、未亡人歴初年度です(._.)
さて母がホームに入居して
すぐ友だちができたことに、
私は感動しました。
体験入居の日、家族も一緒に
食堂でご飯を食べることができるのですが、
ホーム側で4人席に私と母、
入居者さん二人を
セッティングしてくれていたんです。
「きっと仲良くなれると思います」
と言って紹介されたお二人は、
母より少し年上の女性でした。
1人は無口な感じで、
一人は声がキレイで上品な言葉づかいのお話上手な方で、
2人ともにこにこと笑顔で、
私と母に接してくれました。
母はこの二人のことをすぐに信頼し、
好きになって、
おしゃべりに花を咲かせながら、
食事を楽しんでいました。
私もホッとして帰路についたんです。
入居してからも3人はとても仲良しで、
母を入居させたことに罪悪感を感じて悩む私にとり、
それがどれだけ私の心を慰めてくれたか、
はかり知れません。
様子を見ていると、
食事の席で積極的に話しかけてくれた方は、
スタッフさんとも楽しそうにおしゃべりしています。
私も何かの時にはすぐに
その方を探すようになっていました。
私はその方を、すっかり頼りにしていたんですね。
たった1回食事の席が隣だっただけなのに、
「母がどこにいるかわからない時は、あの方に尋ねれば教えてくれる」
などと、信頼するようになっていたのです。
実際その方は母のことを
いつも気にかけてくれていて、
母のことは何でも知っていました。
そのステキな方は、私ばかりではなく、
たくさんの方々から話しかけられ、
いつも嬉しそうに答えています。
その笑顔と癒しボイスに惹かれるのは、
私だけではなかったんですね。
その方はしっかりしていて、
お話上手なので、
頼られ上手、
お付き合いじょうずとして、
ホーム全体を俯瞰してとらえ、みんなをまとめる役割を自然と担っていかれているのです。
これは大変なお役目ですが、
彼女のおかげでほとんどの入居者さんは
快適に過ごせていて、
私のような家族のものも、
この方をお見かけすると、
「〇〇さん、こんにちは!お元気ですか?」
と声をかけさせていただいています。
声をかけることで、
自分も元気になれるのです。
いつもみんなに感謝されているこの方は、
本当に魅力的。
「綺麗な声」
「笑顔であいさつ」
「積極的に相手と関わろうとする」
「自分のことを嬉しそうに相手に伝える」
「相手に質問して、相手のことを知ると、楽しそうに話を合わせてくれる」
きっと〇〇さんは、ホームに入る前も
そんな風に人と仲良くなっていたのでしょうし、
これからもずっと人に囲まれて、
その輪の真ん中にいて、
人を楽しませていかれるんだろうなと思います。
誰でも最後は、ホームや病院などに
たった一人でお世話になり、
そこで初めて会う人やスタッフさんと、
生活するようになるのでしょう。
そんな時でも人の輪の中で
VIVIDに生きていけたら
素敵だと思うんです。
そのために必要なのは、
ことば。
声。
笑顔。
呼吸にハリがあり、
抑揚がきいた音程的な声で話す。
これには笑顔と深呼吸が大事。
それから相手が喜んで話してくれる「良い質問」をして
聞き上手になる。
こういうことは、
習慣や心の持ち方で身につくものだから、
話し方を学んで、
人前に出るときにインパクトを与えられるトークとはまた違います。
抑揚や呼吸のつよさを体に覚えてもらおうとしたら、
それには朗読のお稽古が最適なんですね。
体が覚えたことは、最後まで失われることがありません。
どうして朗読で呼吸が強くなるか、
抑揚がついた話し方ができるようになるかは、
また明日書いてみます。
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