【開催レポート】朗読ワークショップ!

参加者7名と講師4名で過ごした濃ゆい2時間


9月26日(土)、兵庫県伊丹市で
初めての「いたみ朗読ワークショップ」を開催しました!

朗読をこれから始めたい方、
何年も学んでいる方、
全国民話朗読コンテストに賛同して下さった方、
経験も参加の動機もさまざまな
7人のみなさんが参加されました。

発声練習からグループレッスン、発表まで、皆さんと一緒に作品を仕上げていきます。

今回の課題作品は、新美南吉の「子どものすきな神様」。

まずは思い切り声を出すところから!

最初は全員で発声練習。

皆さん、思っていたよりずっと大きな声で、はっきりと発声されて素晴らしい!

一人ひとりの声を聴きながら、発声するときの身体の基本を学びます。

しっかりと地声を出すと
頭が上下にゆれてしまうことがあるのですが
こうならないよう、
しっかり両足で立ちます。

「頭が動いているのを自分でも感じていたので、注意していただき、なぜ良くないのかも学べた」

と、さっそく感想が届いています。

続いて、朗読体力を養う
オリジナルメソッド「滑舌道場」で
私が作った早口言葉を使ったトライアル。

これが皆さんに大好評!

10のことばからちょっとご紹介すると、、、

”ぎりぎりまで巻いた肉巻きおにぎり”

”あなたならいいな相合傘”

”学ばねばならぬ生キャラメル作り”

これを、一行につき一息で大きな声ではっきりと3回続けて発声するのです。

「普段、自分では練習していないので、日常生活で思いついた言いにくそうな言葉を書き留めて練習してみたい」

「当日練習しなかった早口言葉にも挑戦してみたい」

というお声もいただきました。

「この読み方が好き!」から始める朗読レッスン

続いて、私が「子どものすきな神様」を朗読。

皆さんには、ただ聴くだけでなく、

「この読み方が好き!」

「ここを真似してみたい!」

というところを見つけていただきました。

朗読を学ぶというと、自分が読んで、先生から直すところを指摘され、もう一度読み直す。

そんなレッスンを想像される方もいらっしゃるようです。

今回は、まず朗読を聴くことによって
どの部分に自分がピン!ときたか、
自分が好きなのはどこか、
感性を大切にすることからスタートしました。

「先生の朗読を最初に聴いて、どこが好きかを考えるというスタートの仕方が面白かった」

「目の前で朗読を聴くことができて、情景が浮かんできました」

という感想をいただきました。

「すきなこどもたち」って、どっちの好き?

その後はグループに分かれて、講師のアドバイスを受けながら作品の読み込みに入りました。

今回、複数の方の印象に残ったのが、作品中のこの一節です。

「すきな子どもたちと遊ぶのでした。」

さて、この「すきな」は、いったい誰に対して誰が感じる「好き」なのか。

当たり前のように単語をとらえるだけではわからないこともあります。

作家が書く物語には、ひとつもムダな言葉はないと思います。

なぜ、ここでこの言葉が使われているのか、
こうした小さな引っかかりを見逃さずに
お話と向き合い続けると
朗読に奥行きがでてくるものです。

ある方は、神様を座敷わらしのような子どもとして想像されたそうですよ。

子どもたちを一生懸命追いかけたり、
雪に顔の跡をつけたり、
うっかり「十三っ!」と言って慌てたり。

そんな神様の姿を思い浮かべながら読むのも面白いですね。


「読み過ごしてしまうような表現も、指導していただくと頭の中の物語がもっと立体的に動き出す」

という感想が印象的でした。

一人では気づかなかった表現に出会う

グループレッスンでは、講師から「一歩前に出て読んでみましょう」とアドバイスを受けた方も。

実際にやってみると、感情が入りやすくなったそうです。

そして、グループごとに作品を仕上げて発表!

同じ作品を読んでいるのに、解釈も表現も一人ひとり違います。

「こんな読み方、表現があるんだと勉強になった」

「自分一人ではわからない気づきがあった」

「100人いたら100通りの読み方があるのかもしれない」

参加者の皆さんから、そんな感想をいただきました。

中には、

「時間があれば、グループを変えてもう一度やりたかった!」

という方も。

一つの作品をみんなで仕上げる群読も、
今回のワークショップならではの体験になったようです。

自分の声を聴きたいと言ってくれる方に、聴いてもらえたら

以前、事務のお仕事をされていたとき、
その方の声を聴きたくて、
何度も電話で注文をくださるお客様がいらっしゃったそうです。

「私の声が聴きたいと思ってくれる人ができるといいな」

そんな思いを持ちながら、今回、海野尾の朗読を直接聴きたいと伊丹まで来てくださいました。

そして、10月から学習を再開するとのこと!
本当に素晴らしいことです!


また、別の方からは、来年の全国民話朗読コンテストに応募したいというお声もいただきました。

朗読を通して、新しいことに挑戦するきっかけが生まれたのなら嬉しいですね。

また関西でお会いしましょう!

今回のワークショップでは、
「朗読完全マスター講座」のOG講師の皆さんにもご協力いただきました。

参加者の方からは、
講師が一人ひとりに丁寧にアドバイスしてくれたことや、
和やかな雰囲気の中で学べたことについても、
たくさんの感想をいただきました。


初めての関西でのワークショップは、私にとっても感慨深い体験となりました。

ご参加くださった7名の皆さん、
そしてご協力くださったOG講師の皆さん、
本当にありがとうございました!

また関西でお会いしましょう!

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