これはユニークな物語です(*^_^*)
菊池寛は、ユーモラスな、まあどちらかというとブラックユーモア的なニュアンスのある物語が得意な感じなんですが、「極楽」もかなりイケています。
舞台は江戸後期、「おかん」は真面目なおかみさんです。
老年になり、寿命がやってきて、「おかん」は普通に安らかにあの世へ移動します。生前、御寺様の教えを忠実に守ったおかげで、「おかん」は無事極楽へ到着しました。
10年前に亡くなって先に蓮のウテナに座っていた夫の宗兵衛ともめでたく再会を果たし、二人はともに数十年を過ごします。極楽の様子は、御寺様で聴いていたことと寸分たがわず、「針で突いたほどの苦しみもない!」とおかんは日々感動を新たにするのでした。
そのおかんが、念願の極楽にいるにもかかわらず、いつか憧れを抱くようになったその対象は…!!
衝撃的すぎてとてもここではお話できないです(*_*;しかし、彼女の気持ちはわからないでもありません。現に宗兵衛もおかんに賛同しています。
・・・あなただったらどう思いますか!?