朗読検定2級の「傾向と対策」

【この記事でわかること】
1、朗読検定2級の内容
2、練習のポイント

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今日は、2級受験講座の初日でした。
「海のまち朗読館」では、受検日の100日ほど前から、12のカリキュラムに沿って合格読みを学びます。

ずいぶん早くから始めるんだなと思いますよね。
これには理由があるんです(^_-)-☆

課題が発表される前に、作文と初見読み過去問をこなしておき、課題が出た後は、A&B合わせて集中的に読みを仕上げることで、量質転化をはかることが目的です。

1、朗読検定2級の内容

2級は準2級と同じ課題を、「検定員の前で」1回だけ読む、という対面朗読です。
11点減点だと不合格になってしまうので、減点は10点までに収めるように読まなくてはなりません。

情景描写とか、セリフの情感とかは、その時々で変わるので確実に点数を見込むことができませんから、アクセントや無声化鼻濁音で得点を失わないよう、パーフェクトに仕上げなくては合格が難しくなります。

これについては、自信を持つために、一度専門家にチェックをしてもらうと安心ですね。

ところで初見読みには、アクセント無声化鼻濁音のチェックが入りません。
ちょっと安心されましたか。
いや、ちょっとじゃなくてすごくホッとしたかもしれませんね(^◇^)

難しいのが、初見読みのプロミネンス!
自力受検される方は、録音して、聴いてみて、を何度も繰り返して、本当に下線部が強調されているかをしっかり確かめましょうね。

読んでいるときはちゃんと強調させているつもりなのですが、聴いてみるとさっぱりわからない、なんていうことはよくあるものです。

課題読みは、準2級でコツをつかんでいらっしゃると思いますので、それがいつでも再現できるよう、やはり何度も練習しておくとよいでしょう。

2、練習のポイント

ABを同時に練習するのはなかなか大変です。
まず普通に声出しするほかに、抜粋以外の全文を読書する。
長い物語だと時間が必要ですね。
時代考証も重要です。
続いてとにかく口が普通に動くように、何回も何回も音読。

2か月で8回のレッスンで、量質転化をはかりましょう。
「量質転化」とは学習法の一種で、習得したいことの学習を一定期間に大量に行った場合に、ある段階に達するとそれが質的な変化を起こす、というものなんですね。
聴いたことのある方も多いと思います。
朗読でも同じこと。信頼できるトレーナーがついて一緒に伴走してくれる環境なら、一気に仕上げたほうが、圧倒的に質が高まります。
自分の読みは正しい方向に進んでいるのか、独りよがりな読み方になっていないか。
常に講師に客観的に判断してもらえるので安心して頑張れるというわけですね。

ちなみにAとBは別の日程で受けてもかまわないので、仮に自力受検される場合は、同時受検よりもひとつづつ仕上げたほうが確実かもしれません。

一人ですべてを完成させるのには時間が3倍ほどかかるのではないかと思われるからです。(読む、聴く、チェックするを一人で実行するため)

中途半端ではまず合格できないのが2級対面受検ですから、一度に無理せず、確実に合格ラインまで仕上げる時間を確保するよう計画すると良いでしょう。

これは、2級に限ったことではないのですが、読んで録音したものを、何度も聞くのが一番です。
自分が思った通りに読めているか、チェックしながら聞いてみましょう。
自分の声を聴くのは気がめいるものですが(‘◇’)ゞ50回くらい聞いていると、それにも慣れてきますからね、

慣れるまで聞いて、それから、やっと自分で自分の読みを客観的に判断して改善していける段階に入るんですね。
ほとんどの方は、これをしていないのが残念です(‘_’)

お教室でも、どんどん上達される方は、いつもレッスンを録音して、それを繰り返しお家で聴いていらっしゃるんです。
簡単なことなので、ぜひ皆さんも試してみて下さい(^^♪
とにかく何度も読む、聴く、を繰り返すと良いでしょう。

それにしても、アクセントは、なかなか完璧に使いこなせる人は少ないものです。
でも検定ではしっかりチェックされていますから、皆様も頑張って正確な共通語アクセントを使ってみましょう。

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